金券ショップの株主優待券を使って株主優待価格の航空券購入。株優代は科研費で落ちる?

平成29年度の科研費の公募が始まり、にわかに活気づいてきた我が国の研究機関の研究部門。
ちょうど講義も前期と後期のハザマ。ここで一気に研究計画調書を仕上げてしまえば楽なんだけど、
今って学会シーズンですからどうもそれどろではない先生も多いようで。

そんな中、現在すでに科研費を持っている先生から出張旅費についてあったのがタイトルの台詞。
金券ショップで購入した株主優待券で航空券を購入した場合、
航空券代は当然正規の運賃ですから認められますが、金券ショップの領収書は科研費で落ちるのかということです。

「そんなの落ちて当たり前だろ」というのは民間企業に勤める身内の台詞。
私も自分が科研費を管轄する部門の長であれば、「勿論OK」というところです。

ただ、現在はしがない一係員として、科研費の事務処理のお手伝いをしている身分のため、
我が大学の方針を伺うべく、旅費を管轄している部門に確認してみました。

すったもんだのあげく、我が大学では「OK」となりましたが、これは「NO」の大学もあるようです。
このあたり、どういう考え方になったのかを参考までに書いておきたいと思います。

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posted by もとじむ at 2016年09月22日 last update | 科研費の使い方・考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

科研費による謝金やアルバイト代と所得税の支払いなど。

科研費は研究者の所属機関に支払われる補助金ではなく、研究そのものに支払われる補助金です。
研究者に直接支払われると研究者の収入と見なされて所得税の対象になってしまうため、
「研究そのものに支払う」というのが文科省のスタンスでした。

これによって事務方として少々困ったのが資金の扱い方です。
法人の口座に振り込んでもらえれば支払い処理を経理にまとめてやってもらえるのに、
「そんな面倒なことはやらん!」と突っぱねられたのです。

学校によっては科研費の担当そのものを経理部がやっているところもあるようでしたが、
我々のところでは研究費を扱う部門があったがために、「そっちでやってよ」って扱いでした。
なので基本的に科研費の専用口座をわざわざ作って資金を明確に分けておりました。
(これは文科省も補助金の色が特別なのでそうするように義務づけておりましたが。)

しかし、物品を購入したりする場合、科研費専用の口座から振り出しをすればすむ話ですが、
困ったのは謝礼やアルバイト代をお支払いするときです。
これをかつて科研費では総称として「謝金」と言っておりました。
(税務上の言葉としては、謝金=源泉20%という決まりがあり非常にややこしかった。)
その謝金を誰がどのように支払うか。結局、私のいた法人では当時「みなし法人」という扱いを取りました。

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posted by もとじむ at 2016年02月16日 last update | 科研費の使い方・考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする