図表やイラストはカラフルに仕上げる方がよい?

タイトルはこれまたとある大学(他大学)の先生とお話ししていた時に言われたことです。

「外部資金の獲得など、研究活動の支援をする部門で働いていたんですよ。」と共通の話題を探しながら申し上げたときのこと。
「うちの大学でも最近事務の人がいろいろ言うんですよ。」との言葉の後に続いたのがこの台詞。

「こういうのは文章で並べ立てるより表にしろとか、表の背景を色分けして綺麗に見やすくしろとか。」

それを聞いて思わずのけぞってしまいました。表にしろというのはともかくカラフルにしろというのはどうかと思ったのです。
だって、審査員に渡る書類はモノクロなんですよ。その大学の事務の方はそのことを伝えておられないのだろうか???
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posted by もとじむ at 2017年09月25日 last update | 研究者が噂する審査都市伝説? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

審査員は3年で入れ替わるのでしつこく出せば3年目にお情けで通る?

科研費はピア・レビュー(=研究者仲間や同分野の専門家による評価や検証)を経て審査されます。
かつては一度審査員になることを了承すると、その分野での科研費の審査員を3年間になっていました。
現在は、2年サイクルで審査員が入れ替わります。

ある時、科研費の提出締め切りギリギリになってとある先生から電話がかかってきました。
「どーしても間に合わないから、ほんの数日だけ待ってくれない?」
「いいですよ。ぶっちゃけていえばほとんどの先生が締め切り日に提出してこられますので、当日中にチェックしきれないんですよ。
 だから1人や2人が数日遅れたところで、事務取扱としてはあまり問題にはなりません。」

先生の数が多い大学ではこんな要求飲めないと思います。
一人が二人になり二人が三人になり・・・と締め切りを守らない人が増えていって収拾がつかなくなる。
科研費は研究組織として一括提出が原則ですから、一人のために全員が提出出来ないなんてことになりかねないからです。
(※現在は電子申請なので、さくっとボタン一つで提出完了です。)

でも弱小大学としては少しでも多く科研費を取りたいわけです。
「どうしても出したい!」とわざわざ電話をかけてくるということは研究に対する情熱も持っておられるわけで、
実際、こういう先生ほど、通るんですね。採択率はかなり高かったです。
大きな声で「締め切り過ぎてもいいよ」なんていうと他の先生に申し訳ないので、「内緒ですよ」と念を押すのは忘れませんでしたが。

で、この先生、結局、翌年の春に応募課題が採択されました。その時に言われたのがタイトルの台詞です。
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posted by もとじむ at 2017年09月12日 last update | 研究者が噂する審査都市伝説? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

文系の申請書は控えめな金額で出さないと通らない?

文化系の研究は理科系の研究と比べると研究経費がかからないのは確かです。
先般、ノーベル賞を受賞された京都大学の山中教授の研究など、医学系の研究ともなればなおさらで、
研究費をどうやって確保するかというのは常に大きな課題であると言えるでしょう。
確かに大きく文系、理系と分ければ理系の方が研究費が必要なのは歴然としていますが、それも分野にもよります。
そして、文系と一口に言ってもお金のかかる分野があるのは言わずもがなです。

最初に私の見解を申し上げると、「文系だから」「理系だから」というのは関係ないと思います。
申請する研究課題の内容や規模に見合った研究費を請求するのであれば問題ありません。
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posted by もとじむ at 2016年10月01日 last update | 研究者が噂する審査都市伝説? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする