効果的に審査員に研究内容を訴える書き方の例

科研費に応募する研究者の目的は自分がやりたい研究のための研究費をもらうことです。
だからその研究についての詳細を研究計画調書にまとめて提出するわけですが、
競争的資金であるため、申請=即研究費をもらえるわけではありません。
提出された研究計画調書の中から、国家予算から配分された予算を上限として、将来的に学術の発展に寄与すると
思われる研究から順番に選ばれるわけです。
ですから審査員に正しく研究の中身を理解してもらい、さらによい点をつけてもらうわなければなりません。
最も重要なのは研究の背景をどう書くか。」等で書いたように審査を希望する「審査区分」の審査員の心を打つように作りたいところ。
ただ、ちょっとそう言われてもわかりにくいかも知れませんので、少しだけ具体例を挙げて説明してみます。


続きを読む


posted by もとじむ at 2017年09月21日 last update | 研究計画調書作成のポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

採択の分かれ目は「普通プラスα」。5段階評価の真実。

科研費の審査は科研費はピア・レビュー(=専門分野の近い複数の研究者による審査)という形式をとっています。
審査員はこれまでにその分野でなんらかの実績を残してこられた研究者です。
審査される側としては、審査員をするくらいだからその分野での知見は人よりもずば抜けて秀でており、なんでも知っていると思いがちですが、そうでしょうか?

そもそも学術研究は他に誰もやったことのないことをやるからこそ意味があること。
審査員はなんらかの秀でた知見や実績を持っているのは明らかですが、その審査分野がカバーする範囲の学術研究を何でも理解しているわけではありません。
研究計画調書を作成するときは、応募課題に関する限り、専門家は自分一人という思いこみが大事だと思います。
続きを読む
posted by もとじむ at 2017年09月20日 last update | 研究計画調書作成のポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

審査希望分野の選び方

科研費を獲得するためには研究計画調書(申請書)の中身で研究をいかにPRするかが最も大事なことですが、
いくら研究計画調書をしっかり書いたとしても提出する審査分野を誤ると採択率は半減します。
科研費は自分の研究計画調書をどの分野の審査員に審査して貰うかを自分で選ぶことができます。

平成29年度公募分までは、公募要領に記載された「系・分野・分科・細目」のなかから提出する課題に見合った分野を一つ選ぶ方式でしたが、
平成30年度からこの「審査区分」が変更となりました。
審査区分が「大区分」「中区分」「小区分」と分け方が大きく区分けされ、応募する研究種目により、審査方法が変わってきます。
このホームページは、科研費に応募してもなかなか通らない方を想定して記事を書いておりますので、
文章のベースが基盤研究(C)や若手研究となっております。
基盤研究(B)および(C)、若手研究の場合、一番細かな審査区分である「小区分」で応募し、
同一の審査委員により2段階の審査が行われます。
これまで2段階目の審査では、審査員が変わり、会議体としての合議審査をしていましたが、これが全て電子システム上での審査になります。

応募するときの審査区分のポイントは、このような審査体制を理解した上で、
「どの分野の専門家集団が、一番この研究を高く評価するか」という目線で検討してみてください。
続きを読む
posted by もとじむ at 2017年09月16日 last update | 研究計画調書作成のポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。