研究組織(研究代表者、分担者、連携研究者、外国人)の考え方

科研費は我が国の基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を発展させることを目的とした研究補助金です。
しかし、日本国民なら誰でも応募出来る物ではなく、文部科学省が定める研究機関に所属している「研究者」を対象としています。
その研究機関とは、一般に営利目的の研究活動をしている企業の研究所に所属する研究者は含まれていません。
そのような研究機関を支援する補助金は文部科学省ではなく経済産業省等が管轄しています。
一般に、大学等の教育研究機関や公益の研究所等に置いて研究活動を主たる業務として行っている研究者や
主たる業務は研究でなくとも所属研究機関内で研究活動をすることを認められているものが対象です。

応募する課題の研究代表者等は、応募に先立って府省共通研究開発管理システム(e-Rad)に登録をしないといけません。
この登録作業は所属研究機関の担当者が行います

応募課題を遂行するために研究組織を組む前に、組織構成のルールやe-radへの登録等の作業があるため、
研究組織の構成要因の呼び名や手続きは研究計画調書を作成する前に知っておく必要があります。
続きを読む


posted by もとじむ at 2017年09月24日 last update | 研究計画調書作成のポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

研究種目の選び方

科研費は全ての分野の基礎から応用までのあらゆる学術研究を格段に発展させることを目的としているため、
研究の規模や性質により、多様な研究種目から選んで申請することができます。

例えば「特別推進研究」は、新しい学術を切り拓く真に優れた独自性のある研究であって、格段に優れた研究成果が期待される一人又は比較的少人数の研究者で組織する研究計画に与えられる研究費で、科研費の中で最もハードルが高いものです。研究費も2億超え。最大5億円までです。
平成30年度公募からは、「新しい学術を切り拓く真に優れた独自性のある研究」を重点的に支援するものとして、その位置付けを明確化し、「現在の世界最先端の研究」の単なる継続・発展の支援ではなく、新しい学術の展開に向けた「挑戦性」を重視し、研究者が従来の研究活動を超えてブレークスルーを目指す研究を支援するとか。5億円程度もの「国民の税金」を投じるワケですから、よっぽどの研究内容でないと採択とはなりません。

そんな大規模な研究と実績の少ない若手研究者を同じ土俵で争わせることは公平ではありませんし、
ひいては学術研究の発展を妨げる。
研究の背景に応じて柔軟に対応すべく次のような研究種目にわけられ、研究種目ごと、さらには審査区分ごとに審査され、研究費が配分されます。
続きを読む
posted by もとじむ at 2017年09月23日 last update | 研究計画調書作成のポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

研究費の考え方、組立て方。

科研費の研究計画調書を書くのに慣れてない方から次のようなことを言われたことがあります。

まず「たった1部の計画調書を書くのに、資料が沢山ありすぎる。どこから手を付けていいのかわからない」ということ。
慣れれば簡単なのですが、初めて公募要領を見る人にとっては”研究種目”だの、”区分”だのいろいろあって混乱するようです。

そして、様式のページ数の多さに「う。」と気後れ。こんなにいろいろ書かないとだめなの〜?と思う。
(でも補助金によってはもっと難解な資料を作らないとだめだったりもしますけどね。)

さらに「やりたい研究」は本人の心の中で明確なので、研究内容を語ることは得意なのだけど、
それ以外のところが何のためにあり、どう組み立てるべき物なのかがわからないコトもあるようです。
そこで、「研究経費」についての科研費の基本的な考え方をここでは書いていきます。

続きを読む
posted by もとじむ at 2017年09月22日 last update | 研究計画調書作成のポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。