4月に内定通知が来なかったら。追加内定というボーナスチャンスも。

平成31年度の科研費採択が決まった方は、交付申請書を作成し研究を開始している頃でしょうか。
GW前のとある日に元職場に用事があって行きましたところ、交付申請書の事務にわたわたしており、
「手伝って行きませんか?」なんて言われたくらいでした。
相変わらず、科研費の採択が順調に増えているようでうれしい限りです。

さすがに部外者ですので書類を拝見するわけにも行きませんが、去年知人のつてで計画調書のチェックを
お願いされた某大学の先生も無事通られたそうで、まずはほっと一息つきました。

今回の採択からもれた方は頭を切り換えて、来年の応募に向けて書類をブラッシュアップしてみてはどうでしょう。
また、確率はそれほど高くはありませんが、去年申請した研究計画もまだチャンスは少し残っております。



4月に一斉にその年に採択された研究課題の交付一覧が研究機関に到着します。
その後、採択された課題の研究者は、改めて「やります!」と手を上げます。
具体的には交付申請書、交付請求書でもって、研究計画の見直しと、研究費の請求を行います。

ここで大半の研究課題が決定するのですが、中には辞退する人がいます。

退職して科研費の交付を受けられない機関に所属していたり、病気などの個人的な理由が発生したり。

特に非常勤の研究者の申請を認めている大学ではこの確率が結構高くなります。
4月に正規の就職が決まったはいいものの、研究職でなかったりするわけですね。


採択された課題の研究者が研究を行える環境にない場合、内定を辞退することになります。

科研費は文科省が獲得した予算の中から執行されますから、辞退した課題があった場合、
次点だった研究が繰り上げ採択されます。

その通知が来るのがだいたい6月頃です。

4月に内定を出した課題の事務処理が終わった後にその手続きが行われるのでそのくらいかかるわけです。

私が担当していた大学は2年に1回くらい追加採択される課題がありました。
規模が大きな大学ではそれこそ毎年あることでしょう。

4月に内定通知が届かない場合でもこのようなボーナスみたいなことがあります。お楽しみに。

そして、前年に書いた研究計画書が手元にあるわけですから、仕事の合間にでも時間をみながらブラッシュアップしてみてください。
申請の時は限られた時間の中で大急ぎで仕上げたでしょうから、
改めて読み返してみると、文章の前後関係の不備など、意外といろんなことが見えてくるかもしれません。

今年改めてゼロからスタートする先生に比べれば、有利ってものです。来年は通りますよ。きっと。


posted by もとじむ at 2019年04月12日 last update | 採択された後に必要なこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする