「旅費等の明細:人件費・謝金、その他」の書き方

「研究経費の明細」欄は、ウェブページから入力する項目となりました。まずはじめに設備・備品、消耗品などの物品の購入に当たるモノを入力し、その後に物品に当たらない物、旅費や役務にあたるものを入力して行きます。
「国内旅費」「外国旅費」「人件費・謝金」「その他」の4つの項目に分けて、
どんなことに研究費を使うのかを具体的に記入していきます。。

前のページで「国内旅費」「外国旅費」の書き方等を一通り触れましたので、
ここでは残りの人件費、謝金及びその他の経費についてを説明します。


人件費・謝金、その他経費ってどんなもの?


人件費とは、実験や調査の手伝い、資料整理をしてもらう為にある程度の期間、人を雇用しなければならない場合にかかる経費をいいます。
実験補助や調査などで学生等をアルバイトに雇う場合などがこれに当たります。
雇用形態は短期、長期、日雇い、労働派遣業者を介しての雇用など、研究の内容によって変わってくるはずです。

これに対し、謝金は、専門的な知見を有する人に一時的に研究に協力して貰ったり、情報を提供して頂いた時などをいい
一般的に雇用関係には当たらない人へ支払う一時的な報酬や謝礼と思えばわかりやすいです。

いずれにせよ、雇用契約を結ぶ結ばないを問わず、研究組織外の物に研究に協力して貰った場合に支払う
給与や謝礼などは、「人件費・謝礼」の欄に記入します。

「その他」については、「設備備品」「消耗品」「旅費」「人件費」の全てに当てはまらない必要経費全てをいいます。

研究成果報告書を印刷する場合の印刷代(※研究終了後に文科省に提出する物は2008年以降電子ファイル提出になりましたが、作成する人もおられるでしょう。)や、
ホームページの作成を外部に委託する場合の制作料、論文投稿料などもその他でよいかと思います。

応募する研究に必要なもので、他の経費に当てはまらないものは全てこちらに記入してください。


研究計画調書への記入は廃止。電子申請システム上での入力になりました。



こちらの欄は電子申請システムからの入力となりました。
入力に当たっては、「平成30年度研究計画調書(Web入力項目)(基盤研究(A・B・C)、挑戦的研究(開拓・萌芽)、若手研究)作成・入力要領」を参照します。

このサイトでは基盤研究(C)をベースに作成しているので、基盤研究(C)の入力要領を引用しますが、それぞれ研究種目により、マニュアルが異なりますので、充分ご留意ください。

16.研究経費とその必要性
本欄には、各経費の明細およびその必要性・積算根拠について、研究計画調書(添付ファイル項
目)を踏まえ入力等をしてください。その際、以下に記載している「対象となる経費(直接経費)」
及び「対象とならない経費」に留意してください。また、研究期間のいずれかの年度における研究経
費の額が10万円未満の研究計画は公募の対象となりませんので、注意してください。

研究経費と使用内訳は、各経費の明細の入力内容から自動で計算されます。各経費の明細欄は、
入力画面左側の「追加」ボタンを必要数押すことでデータ入力欄が表示されます。使用しないデータ
入力欄(入力したが使用しない場合や全く入力しなかった場合)については、左側の「削除」ボタン
を押してデータ入力欄を削除してください。金額は千円単位で入力し、千円未満の端数は切り捨てて
ください。各経費の明細の入力がすべて完了したら、再計算ボタンをクリックしてください。
なお、各経費の明細の入力に当たっては、以下の点に留意してください。


電子申請システムにログインし、項目、数値を入力できるようになり、年度ごとの経費の計算も自動で行えるようになりました。
研究計画調書に書き込んでいたときは計算間違いが多かったので、少しミスがなくなりますね。

必要な経費を上げ、その経費がをいつ発生するのかを考える。


研究計画に応じ、各年度に必要な経費を必要なだけ上げます。

 ◇何年度にどのような身分の人をどのくらいの期間雇うのか。
 ◇研究経過をどの程度の期間でまとめ、論文を投稿するのか。
 ◇いくら必要か。 
 ◇etc...

これらを年度ごとにまとめ、具体的に入力していきます。

なお、いずれかの年度において、「人件費・謝金」が全体の研究費の90%を超えてしまったり、
「その他」で特に大きな割合を占める経費がある場合には、
当該経費の必要性(内訳等)を「旅費、人件費・謝金、その他の必要性」欄に入力する必要があります。

ちなみに例として「会議費」として食事代などが上げられているため、「科研費では飲食費を出せるの?」と聞かれることがありましたが、
会議費で食費が出せるのは、どうしても食事の時間帯を通して会議をしなければならない場合のみでした。
(研究組織の全員が集まり、丸1日かけて、会議をする時など。)
そういった事情がない場合の会議費はせいぜいお茶代のみです。

また旅費以外の交通費とは、近距離での打ち合わせや調査で発生する交通費等をいいます。
日当も宿泊費も出せない様なものは旅費としてではなく、その他経費としてあげるようになっています。
細かい点は所属研究機関によって規程が異なると思われますので、所属研究機関の担当者にお問い合わせください。

入力項目ごとの留意事項



人件費・謝金、その他の経費を入力する際の項目ごとの留意事項は次の通りです。

○人件費・謝金
資料整理、実験補助、翻訳・校閲、専門的知識の提供、アンケートの配付・回収、研究資料の収
集等を行う研究協力者(ポストドクター・リサーチアシスタント(RA)・外国の機関に所属する研
究者等)に係る謝金、報酬、賃金、給与、労働者派遣業者への支払いのための経費等を、その事項毎
に入力してください。(例:資料整理(内訳:○人×○月)・△△△千円)

○その他
設備備品費、消耗品費、旅費、人件費・謝金のほか当該研究を遂行するための経費(例:印刷費、
複写費、現像・焼付費、通信費(切手、電話等)、運搬費、研究実施場所借り上げ費(研究機関の施
設において補助事業の遂行が困難な場合に限る)、会議費(会場借料、食事(アルコール類を除く)
費用等)、リース・レンタル費用(コンピュータ、自動車、実験機器・器具等)、機器修理費用、旅
費以外の交通費、研究成果発表費用(学会誌投稿料、ホームページ作成費用、研究成果広報用パンフ
レット作成費用、一般市民を対象とした研究成果広報活動費用等)、実験廃棄物処理費)等を、その
事項毎に入力してください。

○旅費、人件費・謝金、その他の必要性
入力した旅費、人件費・謝金及びその他の必要性・積算根拠について入力してください。本研究
のいずれかの年度において、「旅費」又は「人件費・謝金」のいずれかの費目が全体の研究経費の9
0%を超える場合及び「その他」で特に大きな割合を占める経費がある場合には、当該経費の研究遂
行上の必要性についても入力しなければなりません。

これらを踏まえて、web上から入力して、保存してください。

これまで、研究経費は年度ごとに分けて、具体的に記入した後、年度ごとにいくらになるのかを計算し、小計を入れる必要がありました。
これらは研究者がせずとも、年度、項目、金額を入れるだけで、最終的に研究計画調書がpdfで出力される際には、自動的に表の形に作り込んでくれるようになりました。

文章で読むとわけがわからないと思いますので、入力イメージ画面、出力イメージ画面を貼り付けます。

keihi-ryohitou.jpg

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posted by もとじむ at 2017年10月13日 last update | 研究計画調書 各項目の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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