初めまして。私は某大学で研究助成金獲得業務を行ってきた「もとじむ」と申します。
このサイトを作ろうと思ったきっかけは業務外で知り合った他大学の教員の方のお話を伺ったことです。
研究機関によっては研究への細かいサポート体制がないということを知り、
もしかしたら私のつたない経験でも役に立ててもらえるのかもしれないと思い立ちました。
このサイトをご覧戴くに辺り、「はじめに」と「ご留意頂きたいこと」をご覧いただき、ご理解ください。
非営利目的であり、更新頻度は一定ではありません。時々、思い出した様に記事を追加することになると思います。

平成29年度の科研費の公募の〆切がせまっています。
今年度の公募要領、研究計画調書等に沿って内容は書き換えたつもりですが、研究計画調書の例文画像などは、仕事の関係でなかなか手がつけられず、前のままになっているところもあります。改定が間に合っていないページは今年の計画調書に置き換えて読んでいただけたら幸いです。
挑戦的研究が変更になったりしてるので、そこは大きく取り上げた方がよかったかもしれませんが、このサイトはあくまでも出しても出しても通らず袋小路にはまっている方の頭の切り替えにしてもらいたいという趣旨なので、基盤研究(C)を一番のベースにしております。その辺りはお含み置きください。
目次

留意事項やお知らせ
はじめに。このサイトを開設したきっかけ。
ご覧頂くに当たってご留意頂きたいことなど。
科研費関連サイトリンク集

研究計画調書作成のポイント
科研費の計画調書は誰もが書きやすい申請書類。
研究種目の選び方
審査希望分野の選び方
研究組織(研究代表者、分担者、連携研究者、外国人)の考え方
最も重要なのは研究の背景をどう書くか。 
審査員の目を想像しながら計画調書を組立てる(1)
審査員の目を想像しながら計画調書を組立てる(2)
採択の分かれ目は「普通プラスα」。5段階評価の真実。
効果的に審査員に研究内容を訴える書き方の例
意外とできてないのが書くべきことを書くべき欄に書くこと。
科研費の公募にまつわる資料や様式の種類の解説。
研究費の考え方、組立て方。

研究計画調書 各項目の書き方 具体的解説
「研究目的」の書き方
「研究計画・方法」の書き方
「研究の準備状況及び研究成果を発信する方法」の書き方
「研究計画最終年度前年度の応募を行う場合の記入事項」の書き方
「研究業績」の書き方
「これまでに受けた研究費とその成果等」の書き方
「研究計画と研究進捗評価を受けた研究課題の関連性」の書き方
「人権の保護及び法令等の遵守への対応」の書き方
「研究経費の妥当性・必要性」の書き方 
「設備備品費の明細」の書き方 
「消耗品費の明細」の書き方
「旅費等の明細:国内旅費、外国旅費」の書き方 
「旅費等の明細:人件費・謝金、その他」の書き方 
「研究費の応募・受入等の状況・エフォート」の書き方
若手研究:「研究略歴」の書き方
研究分担者承諾書とは?
「応募情報(Web入力項目)」と「応募内容ファイル」。提出までの流れ。

研究者が噂する科研費審査都市伝説?
科研費は国立大学に所属していると採択されやすいのか?
審査員は3年で入れ替わるのでしつこく出せば3年目にお情けで通る?
文系の申請書は控えめな金額で出さないと通らない?
図表やイラストはカラフルに仕上げる方がよい?


今年の科研費申請は締め切り!お疲れ様でした!

科研費を日本学術振興会へ提出期間が終了しました。事務局内はてんやわんやだったでしょうか。

私もこのサイトを立ち上げてから6回目の申請シーズンとなり、自分の書いた文章を読み返しながら、
「この表現は伝わりにくいかな」「書き方を少し修正してみよう」とマイナーチェンジを繰り返しております。
本当はもうちょっと具体例を出して説明できればわかりやすいのですけれども、
具体例を出すというのはすなわち誰か研究者にモデルになっていただかないといけませんので、
研究という性質上、具体例を出すとどの先生のことを述べているのかがわかってしまうのです。
ですからわかりにくいのを承知で、曖昧な例を出しながら書いた記事が多くなってしまいました。

また、科研費は毎年使い勝手などがよくなり、制度が改善されていっていますので、
ページによっては訂正が間に合わず、混乱を来してしまったかもしれません。
特に時間があるときに書き換えようと思いつつそのままになっているのが、記入例としている画像です。
また、文章的にも改良された部分は訂正しているつもりなのですが、行き届いていない箇所もあったかもしれません。
なるべく気をつけているつもりではありますが、なにとぞご了承くださいませ。

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タグ:科研費

posted by もとじむ at 2016年11月08日 last update | 留意事項やお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

研究分担者承諾書とは?

科研費を応募する時、応募する本人を研究代表者といいます。
また、応募する研究種目によっては応募者を研究代表者として研究組織を構成することが可能で、
その研究組織内に研究分担者や連携研究者などを含めることができます。
具体的な分け方は「研究組織(研究代表者、分担者、連携研究者、外国人)の考え方」に記載したとおりです。

研究組織の構成員の中でも研究分担者は研究内容に対し一定の責任を負う立場にあります。
応募研究が採択されると研究経費の一部の配分を受け、研究分担者の所属研究機関が適切に処理する必要があります。
研究分担者は分担者として応募することを所属研究機関に事前に承諾を得ることが義務づけられており、
その為の書類が「研究分担者承諾書」です。
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posted by もとじむ at 2016年10月20日 last update | 研究計画調書 各項目の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

若手研究:「研究略歴」の書き方

若手研究とは言葉の通り若い研究者が一人で行う研究を対象とした研究種目です。
若手研究にはS・A・Bという区分があり、年齢や研究経費の金額で決められています。
例えば若手研究A・Bの場合、平成29年4月1日現在で39歳以下の研究者(昭和52年4月2日以降に生まれた者)でないと応募出来ません。
応募出来る年齢制限があるため、研究実績の多いベテラン研究者と争わなくてすむため、
若手であればなるべくこちらに応募することをオススメしています。
ただし、研究の性格上、どうしても研究分担者がいないと成り立たない研究は、若手研究には応募出来ないので注意が必要です。
また、平成22年度から若手研究の受給回数に制限がかかりました。若手研究S・A・Bいずれかにおいて、受給回数は2回までです。
若手枠で実績積んだんだからあとはベテランに紛れてガンバリなさい。とこういう理由ですかね。
もっと若い子にどんどんチャンスをあげないといけないっていうコトでしょうね。
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posted by もとじむ at 2016年10月19日 last update | 研究計画調書 各項目の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「研究費の応募・受入等の状況・エフォート」の書き方

科研費の応募書類に「研究費の応募・受入等の状況・エフォート」という記入欄ができてから10年くらいが経過しました。
そろそろこの欄にもみなさん慣れてきたころでしょうか。

科研費の審査は、2段階に分けて行われます。
第一段審査は研究計画調書の中身を研究計画1件当たり4〜6人の審査委員が個別に専門的見地から審査するものです。
応募した研究が不採択になった時、お手元に届く審査結果(希望しなければ届きません。)は、
第1段審査でどのような評価をされたかが公表されるものです。
第1段審査を通過すると、今度は第1段審査の評価を基に総合的な調整を行う「第2段審査」が行われます。
研究費の応募・受入等の状況・エフォート」はこの第2段審査で審査資料として使われるページです。
記入要領にもごちゃごちゃと長ったらしい説明が書いてあるため「なにこれ?何を書けばいいの?」と読む前にパニックになる人がおられますが、このページは「研究計画はよく書けているし、学術的価値がある研究」と一定の評価をされた研究が通る次の関門

他に多くの仕事や研究を抱えている場合、採択されても研究する時間を作れるとは思えなかったりします。
また、まれに似た様な内容の研究をあちこちの省庁の補助金に応募して、お金を二重三重に貰おうとしている不埒なかたがおられるのです。
著名な先生になると「研究分担者になって!」という頼みを安易に引き受けてしまい、
気がつけば、現在進行中の研究を大量に抱えていたりすることも。

研究費の応募・受入等の状況・エフォート」は第2段審査で、応募者の置かれている研究環境や、
応募研究を遂行し学術成果を出せる状況にあるかどうかを判断する材料として使われます。
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posted by もとじむ at 2016年10月18日 last update | 研究計画調書 各項目の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「旅費等の明細:人件費・謝金、その他」の書き方

「旅費等の明細」とは、応募する科研費に必要な研究経費のうち、物品の購入に当たらない物で、
旅費や人件費、その他の経費を具体的に記入していく欄です。

前のページで「国内旅費」「外国旅費」の書き方等を一通り触れましたので、
ここでは残りの人件費、謝金及びその他の経費についてを説明します。

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posted by もとじむ at 2016年10月17日 last update | 研究計画調書 各項目の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする